茨城県の中学受験の情報って少ないわ~
茨城県のオープンスクールってどんな感じ?学校説明会とは違うの?
こんな人のための記事です。
少し調べたら分かることなのですが、かえるの住んでいる茨城県では、中学受験に関する情報がかなり少ないです。
これは、声高に言いたい!
茨城県では、2022年度までに中高一貫校が多く開設されます。
~2019年度 :小瀬、並木、日立第一
2020年度(5校):太田第一、鉾田、鹿島、竜ヶ崎第一、下舘第一
2021年度(3校):水戸第一、土浦第一、勝田
2022年度(2校):下妻第一、水海道第一
(出展:茨城県教育委員会)
その他、私立でも開設されているため、受験が必要な中学校は、一応それなりの数があるはずなのです。なのですが、そもそも人口が少ないため需要がないのか、あまり情報発信される方がいないようなのです(他力本願)!
情報収集力を試されている・・・!
とりあえず、インターネットで調べてもよく分からなかったので、まずは現地調査ということで、オープンスクールに参加してみました。
この記事では、茨城中学校のオープンスクールへ参加したときの感触を、主観を交えてまとめていきます。
茨城中学校の概要
施設の外観
上の写真が、茨城中学校の外観写真です。外観のデザイン性が高いことは好印象だったのですが、グラウンドが窮屈そうかな?と感じました。校舎内のグラウンドでは、野球部とサッカー部が兼用できるような構造になっていました。
校舎の内部はとても綺麗で新しく、「こんなところで勉強できたら良いな」と思わせてくれました。
一緒に行った、かえるの子供の心はガッチリ捕まえてたよ
ちょっと残念だったのが、図書室の中に入れなかったこと。蔵書6万冊とのことで、見た目も綺麗そうだったので期待していたのですが、当日は入室不可でした。
土曜日だったから、仕方ないかな
校舎内の写真は、茨城中学校のパンフレットに掲載されています。パンフレットをしっかり作りこんでいるところは、さすが私立です。
茨城中学校の特徴
教育理念は、
- 真理と正義を愛する
- 強健な身体と不屈の精神を養う
- 協同友愛の念を厚くする
となっています。とてもシンプルで分かりやすく、共感を持ちやすいと思います。
(出展:茨城中学校「教育方針」)
組織の目指す姿は、理念を見るのが手っ取り早いね
また、ウェブサイトのトップページを確認すると、大学入試に関する情報が目立つ場所にあることが分かります。ここは進学校らしく、大学入試の合格率に強みを持っています。
さらに、「医学教養コース」と「国際教養コース」の設置に特徴を持っていることが分かります。オープンスクールの中で開かれていた説明会によると、
医学教養コース
様々な大学の医学部や、病院、医療施設などと連携し、見学や実習、講話の実施
国際教養コース(私立文系カリキュラム)
高校2年時の約半年間の留学
が、コース選択のモチベーションです。かえるは医学教養コースの説明会に参加しました。
中学生のときから医学療養コースを進むことができ、高校生になると専門性の高い授業を行うようです。説明会では、「親に言われただとかではなく、本当に医者になりたいと考えている人に来て欲しい」とのコメントが印象的でした。
親に言われたから、で選択する人がいるんだろうな・・・
国際教養コースでは、留学費用が約180万円と高額ですが、留学をしたい人は選択する価値があると思いました。留学の何が嫌って、大学を休学したり留年する必要があることなんですよね。
高校生の貴重な半年間とはいえ、空白の期間を増やさずに留学できるのは、とてもメリットが大きいと感じました。
欲を言うと、他のコースでも留学を選択できるようにして欲しいかな~。理系でも英語を上手に使いたい
茨城中学校までの行き方
かえるは今回、茨城中学までの移動にJRと路線バスを使いました。水戸駅からは頑張れば歩いて行けなくもないのですが、実際に登校するときの雰囲気をつかむため、路線バスを使いました。
路線バスを使った茨城中学校へのアクセスは、こちらに掲載されています。茨城交通の時刻検索は、こちらから飛べます。休日は平日と異なり運行間隔が長めなので、待つのが苦手な人は事前に確認することをオススメします。
水戸駅 北口(7番乗り場)~茨城高校入口がバスの乗車区間です。運賃は大人240円、小学生120円です。
「茨城高校入口」にバスが到着すると、あとは歩いてすぐです。
帰りは一度にたくさんの人がバスを利用するので、乗れない人が出てきます。しかも休日ダイヤとなることから、一本遅らせると30分ほど待つことになります。そのため、帰りのバスは「茨城高校入口」の一つ前のバス停(末広町二丁目)へ徒歩で移動して乗車した方が良いです。
帰りのバスは暑いし、人いっぱいだしで、少し疲れちゃった
オープンスクールの感触
全体の流れ
おおまかな流れは以下の通りです。
- 集合場所で、コロナ対策の体温測定、アルコール消毒
- 所定の時間になったら、持参した上履きに履き替えて構内へ移動
- 子供は事前に申し込んだ科目の教室へ移動
- 親は特に制約なし。構内を自由に移動
子供が授業を受けている間、親は同時開催の学校説明会に参加ができます。
学校説明会で配布された資料に、面白い情報が記載されていたよ
学校説明会での配布資料は以下の通りです。
ホームページに掲載されていない資料は、当日参加しないと入手できません。
その割に、面白い情報が書かれているんだよな~
この配布資料で着目したいのは、推薦入試・一般入試における競争倍率と、合格者平均点が記載されている点です。
例えば、一般前期入試では、男子の競争倍率 1.12倍(=118人/105人)に対して、女子の競争倍率 1.43倍(=80人/56人)と、男子の方が倍率は低いです。
さらに、合格最低点=259点(=52%=259点/500点)と、試験問題の約半分が正解であれば合格することが分かります。この傾向は、一般後期入試でも同じです。
どのくらいの正答率であれば合格できるか、推測できるんだな
また、学費の総額と内訳に記載されています。
将来、必要なお金が書かれてるね
良かった点
子供のモチベーションが上がった
かえるの子供は、とても喜んでいました。将来、自分が通うことになったときのイメージを作ることができたようです。
正直なところ、これが一番の収穫かな
学校の環境がよく分かった
- 説明会で在校生の生の声を聴けた
- ある程度、自由に校舎の中を歩けた
- コロナ対策
- 教員の方々の雰囲気、考え方
などが、よく分かりました。
特に、在校生の生の声がとても良かったよ
夢を語る姿が、とても眩しかった!
悪かった点
何をやるか、事前によく分からない
事前登録のタイミングで、「実際に授業を行っている教室で、本校教員の授業を体験していただきます」としか記載されていないです。
そのため、授業と授業の間の移動はどうするのか、授業が何時に終わるのか、授業最初の説明で初めて知ることになっていました。
まぁ、そんなのどうでも良くなるくらい、興味深い体験させてもらったんだけどね
オープンスクールに参加した方が良い?
もし興味が少しでもあるのなら、絶対に参加した方が良いです。百聞は一見にしかず、の言葉通り、得られる情報は非常に多いです。
また、子供自身のやる気アップだけでなく、説明会の配布資料を手に入れることも重要だと思います。受験に向けた判断材料の一つにすることができます。
次は、別の学校のオープンスクールと比較だぜ!
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