この記事では、資産の運用実績を紹介します。
長期投資の一例として、参考・指標にしていただければと思います。
過去の資産実績は、こちらをご覧ください。
投資目的・方針
私の投資目的は老後資金の確保です。
また、投資方針は米国株式インデックスへの長期積立を主軸としています。
- 基本的にバイアンドホールド、売ることは考えない
- 主戦場は米国株式 ETF
- 米国株式インデックスへの積立投資を行う
- 相場下落局面で、追加購入を行う
コモディティ、新興国株式、高配当株式など、割安であれば何でも
投資目的、方針の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
資産の運用実績
現在の資産合計は、約 4323 万円です。
概要
金融資産の内訳[万円]
運用実績[万円]
詳細
今月も変わらず、22.5 万円相当を米ドルへ変えて VTI へ積立投資しています。
6 月も先月に引き続き、ボラティリティの高い相場でした。
年初来から続く米国株式の相場の悪さを、円安がカバーしている状況です。
その一方で、円安が進みすぎていて、手持ちの日本円を米ドルへ換えることができていません。
そのうち日本でも利上げが行われて、日本円が上昇することを期待しています。
最近の日本円は安くなりすぎていて、追加投資するタイミングが難しいんだよね・・・。
ドル円チャート (USD/JPY)
次に、ドル円チャートをみてみます。
6 月のドル円は先月からさらに円安に進み、135 円付近になっています。
私の金融資産はドル建てのため、ドル円の影響を強く受けます。
今年は米国の利上げが予定されていることから、一時的に調整局面があったとしても、さらにドル高が加速しそうに思えます。
50 日~200 日移動平均線でみても、ドル円は上昇トレンドになっていることがわかります。
ファンダメンタル、テクニカル、両方の観点からドル円は上昇することが予想されます。
日本政府の円買い介入がないかぎり、まだまだ円安が進みそう。
ドルインデックス (DXY)、円インデックス(JXY)
ドル円チャートだけだとよく分からないので、ドルと円の価値をそれぞれ見てみます。
このチャートは、ドルインデックス (DXY) と円インデックス (JXY) を重ねたもので、青色が DXY、赤色が JXY です。
ドルインデックスは、複数の主要通貨に対する ドル (USD) の価値を示した指数で、分子がドル (USD) 、分母が複数の主要通貨になっています。
つまり、ドルの価値が上がるとドルインデックス (DXY) のチャートは上がって、ドルの価値が下がるとチャートは下がります。
これは、円インデックス (JXY) にも、同じ考え方が使えます。
6 月は、DXY の上昇と JXY の下降が進みました。
ドル資産を持っているから、まだ助かってるけど・・・。
S&P500 チャート
年初から下落し続けている S&P500 は、 6 月になってさらに下げています。
買い増しのタイミングを待っているところかな。
経済・政治ニュース
- 米CPI、前年比 8.6% 上昇に加速
- FRB、0.75%利上げ決定 インフレ抑制へ27年ぶり上げ幅
- 「円安で日銀は政策修正」 英ファンドが日本国債売り
米CPI、前年比 8.6% 上昇に加速
5 月の米消費者物価指数 (CPI) は予想に反して上昇が加速し、前年同月比の伸び率が 8.6% と 約 40 年ぶりの高さになりました。
今回の統計により、インフレが落ち着き始めているとの予想を打ち砕くものになっています。
米国のインフレ圧力は非常に大きく、例えば食品で 11.9% と前年同月比で数十年ぶりの高い上昇率を示しています。
将来への不安で押しつぶされそう。
FRB、0.75%利上げ決定 インフレ抑制へ27年ぶり上げ幅
このようなインフレ圧力の上昇を抑制するため、米連邦準備委員会 (FRB) は通常の 3 倍となる 0.75% の利上げを決めました。
上げ幅は 1994 年 11 月以来、27 年 7 か月ぶりの大きさです。
2022 年末時点での政策金利の見通しは 3.4% と、残り 4 回の会合でさらに 1.75% の引き上げを予想しています。
まだ 0.75% の利上げを予定している、ということだよ。
「円安で日銀は政策修正」 英ファンドが日本国債売り
米国では利上げを進めている一方で、日本では金融緩和を継続しています。
そんな日本の政策が修正されることを期待して、日本国債を売っているファンドがあるようです。
日銀は金利 0.25% で毎営業日指値オペを実施する、としています。
「指値オペ」は、日銀が利回りを指定 (=指値) して、国債を無制限に買い入れる措置です。
金利の上昇を強く抑え込んで、金融緩和 (=低金利) を継続する意思表示をしています。
このようなファンドが売っているからか、日本市場の時間外取引では日本国債が売られており、スパイクのような金利上昇を確認することができます。
日銀の政策が信用されなくなっているように見えるよ。
また、日本の金利上昇に伴い、日銀の保有する国債の含み益が急速に減少しています。
金利が上昇すると国債価格は下落するため、日銀が購入した国債の価格は下落します。
国債の含み損が日銀の自己資本を上回る場合、実質的な債務超過とみなされるリスクがあると、記事では分析しています。
国債を買いつづけても、金利を上げても、どっちにしても苦しい状況に変わりはないよ。
まとめ:下落局面で買い増しをする
積立投資を行いつつ、下落局面に備えて買い増しする。
今の米国株は、将来がまったく読めません。
インフレを抑制するため、リセッションの最中に利上げを行った 1970年後半の「ボルカーショック」が再びやってくるとも言われています。
そのため、短期的には下落局面で買い増しをしますが、可能な限りで現金余力を残すことを考えています。
今は円安だから、ドルの現金余力を高めることが難しいんだけどね。
また、長期的には、自分で決めたルールにしたがって、積立投資を続けます。
積立投資を行いつつ、下落局面は買い増しすることが 2022 年 7 月の短期的な方針となります。
ご参考になりましたら幸いです。
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