以前、住信 SBI ネット銀行と SBI 証券を組み合わせることによって、「最安」の為替手数料で「自動的に」米国 ETF へ積立投資できることを紹介しました。
ルールを決めたら、あとはその通りに自動的に投資してくれるシステムが欲しい・・・!
手数料を最安にして米国 ETF へ投資したい・・・!
こんな人のための記事です。
インデックス投資の最大の敵は「人間の感情」です。
実際、アクティブな売買回数が多いほど、運用利回りは下がる傾向にあります。
このことは、バンガードが作成した事実に基づくレポートからも明らかです。
したがって、ドルコスト平均法を全自動で行うことができれば、ほったらかしで、しかも運用利回りを最大化する投資を行うことができます。
この記事では、人間の感情に惑わされないように、為替手数料を「最安」にして米国 ETF を「自動積立」する、具体的な方法を紹介します。
住信SBIネット銀行 + SBI証券で米国ETFに積立投資
積立投資のフロー
以前の記事で紹介したように、
「最安」の為替手数料で米国 ETF へ積立投資をするには、住信 SBI ネット銀行と SBI 証券を組み合わせて、
- 自動:住信 SBI ネット銀行で、現金を円⇒ドルに外貨積立する
- 手動:現金(ドル)を SBI 証券に移動する
- 自動:SBI 証券で、ドル建ての米国 ETF を積立購入する
のフローになります。
残念ながら、「現金(ドル)を SBI 証券へ移動する」のは手動で行わなければなりません。
なんとか、改善して欲しいんだよね~
しかし、それ以外は自動で行うことができます。
次に具体的な方法を紹介します。
自動:住信 SBI ネット銀行で、現金を円⇒ドルに外貨積立する
ドルの外貨積立は、住信 SBI ネット銀行で行います。まず、Webサイトへ行ってログインをして、トップページを表示させます。
①左下「ご契約中の商品・サービス」に、「外貨積立」があることを確認
もし、「外貨積立」が無い場合は、サービスの申し込みが終わっていないので、まずはサービスを申し込みましょう。
② 「外貨積立」をクリック
③ 左側「お申込み」をクリック
このとき、右側には現在の積立設定が表示されます。
④ 外貨積立の設定を入力
「買付通貨」「1回あたりの買付金額」「買付頻度」を設定します。入力が終わったら、下の「確認する」ボタンをクリックして、処理を進めます。
ちなみに、買付頻度は、毎日でも毎月でも、長期目線での運用成績はあまり変わらないようです。
かえるは、毎月1回の頻度で積み立ててるよ。
ここまでで、住信 SBI ネット銀行の設定は終了です。
次に、現金(ドル)を SBI 証券に移動する方法を紹介します。
手動:現金(ドル)を SBI 証券に移動する
住信 SBI ネット銀行から、SBI 証券へ現金(ドル)を移動する作業は、SBI 証券で行います。
現金(ドル)の入金は、事前にサービスの申し込みをする必要はなく、住信 SBI ネット銀行とSBI 証券の口座を持っていればできます。
まず、Webサイトへ行って、ログインをします。
① トップページ右上「入出金・振替」ボタンをクリック
② 左側「入出金・振替」⇒「外貨入金」をクリック
この画像では、右側にジャパンネット銀行が表示されていますが、ここには前回の入金口座が表示されます。
③ 振込金額を入力
通貨は米ドルを選択します。
また、住信 SBI ネット銀行の口座残高はこの画面からは分かりません。そのため、事前に住信 SBI ネット銀行へアクセスして、現金(ドル)の残高を確認しておく必要があります。
振込金額を入力し終わったら、「振込指示確認」ボタンをクリックして、次の処理へ進みます。
これで、現金(ドル)を SBI 証券に移動する作業は完了です。
次に、SBI 証券で、ドル建ての米国 ETF を積立購入する方法を紹介します。
自動:SBI 証券で、ドル建ての米国 ETF を積立購入する
米国 ETF の積立購入設定は、SBI 証券で行います。
① トップページ上「外国株式/海外ETF」をクリック
外国株式のサービス申し込みがまだの人は、申し込みが完了してからクリックしましょう。
② ページ中央「外国株式取引サイトへ」をクリック
クリックすると、明らかにホームページのデザインが変わります。
デザインと使い方(できること)が、ガラッと変わるんだよね・・・。
③ ページ上「取引」をクリック
④ 「定期買付」をクリック
⑤ 定期買付したい銘柄を検索
下の方に見えている「ランキング」などから各銘柄のページへ飛んで、定期買付を選択することもできます。
⑥ 「預かり区分」「買付日選択」を設定
多くの人が、「特定預り」か「NISA預り」を選択することになると思います。
ちなみに、ドルの外貨積立と同じように、ここでも買付頻度は、毎日でも毎月でも運用成績はあまり変わらないようです。
かえるはドルの定期積立と同じで、毎月1回の頻度で積み立ててるよ。
ETF は金額が細かく設定できないから、毎月が良いんじゃないかな。
⑦ 「指定方法」「決済方法」「設定金額」「ボーナス月コース」を設定
ドルコスト平均法を使うのであれば、「指定方法」は「金額指定」コースが良いです。
「株数指定」コースだと、積立金額が毎回変わっちゃうからね
また、今回はドルで積み立てるので、「決済方法」は「外貨決済」を選択します。「概算シミュレートを表示」ボタンをクリックすることによって、概算の約定代金などが表示されます。
「ボーナス月コース」はお好みですが、かえるは「設定しない」を選択しています。
ボーナス月を「設定する」だと、ボーナス月だけ積立金額が変わっちゃうから、「設定しない」を選択しているよ。積立金額は一定にしたいね。
入力し終わったら、「設定確認画面へ」ボタンをクリックして、パスワード入力の処理に進みます。
以上で、SBI 証券の設定は終了です。
まとめ:毎月1回、10分の作業を積立投資に使う
住信 SBI ネット銀行と SBI 銀行との組み合わせによって、為替手数料を「最安」にして米国 ETF を「自動積立」する方法を紹介しました。
具体的なフローは、
- 自動:住信 SBI ネット銀行で、現金を円⇒ドルに外貨積立する
- 手動:現金(ドル)を SBI 証券に移動する
- 自動:SBI 証券で、ドル建ての米国 ETF を積立購入する
です。
全自動の積立投資が理想的でしたが、「現金(ドル)を SBI 証券に移動する」作業だけ、手動にならざるえません。私はおよそ、1ヵ月くらいの頻度で約 10 分かけて、ドルを SBI 証券へ移動しています。
毎月 1 回、10 分だけだったら許容範囲内かな
また、私は SBI 証券で半自動の積立投資を行いつつ、楽天証券のポイント投資を並行してやっています。機械的な積立投資と、楽天ポイントの美味しいとこ取りです。楽天証券のポイント投資は、別の記事で紹介したいと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
コメント