この記事では、資産の運用実績を紹介します。
長期投資の一例として、参考・指標にしていただければと思います。
投資目的・方針
私の投資目的は老後資金の確保です。
また、投資方針は S&P500 インデックスを主軸とした長期の積立投資です。
- 基本的にバイアンドホールド、売ることは考えない
- 主戦場は米国株式 ETF
- S&P500 インデックスへの積立投資を行う
- 相場下落局面で、追加購入を行う
コモディティ、新興国株式、高配当株式など、割安であれば何でも
投資目的、方針の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
資産の運用実績
現在の資産合計は、約 3778 万円です。
運用実績:概要
運用実績:詳細
積立投資の資金は、毎月変わらず 225kJPY (≒2045USD) です。
ETF の購入単位が 約49kJPY ごととなるため、毎月の購入金額は若干ばらついています。
購入は毎月の積立のみで、スポットでの積極的な買い増しは行っていません。
相場が過熱感を持っているように見えるので、しばらく様子見をしています。
8月は米国 FRB の経済シンポジウムにより、相場に大きな変化があるかも・・・の前評判はありましたが、特に大きな動きはありませんでした。
でも、さすがに最近は相場が上がりすぎだから、何かのきっかけですぐに下がりそう。
ドル円チャート (USD/JPY)
今月は1ドルが 109 円~ 111 円のボックス相場でした。
極端な円安でも円高でもありません。
方向感が定まっていない雰囲気があるんだよね。
ドルインデックス (DXY)、円インデックス(JXY)
ドル円チャートだけだとよく分からないので、ドルと円の価値をそれぞれ見てみます。
このチャートは、ドルインデックス (DXY) と円インデックス (JXY) を重ねたもので、赤色が DXY、青色が JXY です。
ドルインデックスは、複数の主要通貨に対する ドル (USD) の価値を示した指数で、分子がドル (USD) 、分母が複数の主要通貨になっています。
つまり、ドルの価値が上がるとチャートは上がって、ドルの価値が下がるとチャートは下がります。
円インデックスにも、同じ考え方が使えます。
このチャートからも、特に大きな動きはなかったことがわかります。
7月と同じで、あまり変化はなかったね。
S&P500 チャート
S&P500 は、8月中旬に約 2.5% の下落がありました。
しかし、そのあとは下がることなく、最高値を更新し続けています。
相場がまだまだ強い・・・!
とはいえ、永遠に上がり続ける相場は存在しないので、いずれ大きな下落があると予想しています。
米国株式 (S&P500) の PER 推移
こちらは S&P500 の PER 推移をあらわしたグラフです。
PER (Price Earnings Ratio) は、分子が株価、分母が1株当たりの純利益であらわされた指標で、PER が大きいと割高、小さいと割安と判断されます。
2021 年 8 月の時点で、S&P500 の PER は 21.3 倍と非常に高く、ドットコムバブルの 2000 年頃と同じくらいの水準となっています。
今の相場はバブルなのか・・・?
米国株式 (S&P500) の PER とその後5年間リターンの関係
次に、S&P500 の PER とその後5年間の平均リターンのグラフを見てみます。
このグラフから、PER が大きくなると5年間の平均リターンはゼロに近づいていることが分かります。
2021 年 8 月時点での PER = 21.3 倍のとき、その後の5年間リターンは ±数%/年 に収束しています。
一方で現在の S&P500 は、今年に入って 20% を超える上昇率になっており、毎月最高値を更新しています。
統計的には、近い将来に大きな下落が発生することを示しているよ。
まとめ:短期的な下落に備える
2021 年 9 月の短期方針
引き続き積立投資を行いつつ、下落局面で買い増しを行う
下落局面が来ないので何もやっていませんが、今月も同じ方針です。
先月とまったく状況は変わっていません。
最近の S&P500 は上昇のペースが非常に速いですが、統計的に見ると、今後はこれほどのペースで上昇しない可能性が高いです。
・・・と言いつつ、予想を当てたことはあまりないんだけど。
また、私の資産が順調に増えている一方で、相場が割高のため、最近はスポットで投資するタイミングがありません。
したがって、先月と同じように、今月も引き続き積立投資を行いつつ現金を貯めることが、 2021 年 9 月の短期的な方針となります。
つまり、何もしない。
ご参考になりましたら幸いです。
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