かえるには、野望があります。
ズバリ、全自動の投資システムを構築することです!
と言っても、よくあるうさん臭い FX の自動取引などではなく、長期投資向けの積立投資の自動化です。
いえ、これでも投資信託で自動積立ができることは知っています。
ですが、かえるが希望するのは 米国 ETF です。配当金を手に入れることにより、将来的には夢の配当金生活を送る野望があります。
今回は、
感情が入らないように、投資ルールを機械的に守れる投資がしたいよ~
最安の手数料で、米国 ETF を自動積立したいよ~
こんな人のための記事です。
以前、長期投資の最大の敵は「人間の感情」であることを紹介しました。
だったら、自分自身ができるだけ介入できない投資をすれば良いじゃない!と考えたのが、「全自動の投資システム」です。我ながら、素晴らしいアイデアだと思います。
お金のことになると、頭が急に良くなる気がする
しかも、ほったらかしで投資できるので、忙しいサラリーマンが渇望しているシステムだと、個人的には思います!
今回は、そんな理想的な投資システムについて紹介します。
目標は「ルールを機械的に守る投資システム」
自動的な投資を目指す
米国 ETF は、一般的に、
- 銀行口座に現金を預ける
- 現金を円⇒ドルに換える(銀行口座 or 証券口座 で行う)
- 換えたドルを使って、証券口座で米国 ETF を購入する
のフローで投資を行います。
かえるは、これらのフローの自動化を目指しています。
手間が無いほど、人間の感情が入らなくなるよ
「できるだけ」機械的に積立投資を行う方法は、
- スケジューラに投資金額、投資タイミングを書く
- 毎回の投資金額・タイミングを記録・グラフ化する
- 証券口座で自動積立を行う
- 誰か(例えば配偶者)に代理で投資を行ってもらう
などがあります。
このうち、かえるが目指すのは「証券口座で自動積立を行う」です。
証券口座で自動積立を設定することは、「設定を解除」することに手間が発生するため、自動化を続けやすいと考えました。
この記事では、「手数料を最安にして」米国 ETF を自動積立する方法について紹介します。
手数料を最安にする
資産運用において、まず着目したいのは「手数料を最安にすること」です。
せっかく自動化をしても、手数料が大きいのであれば資産の最大化が難しくなります。
ネット証券を使用している投資家であれば、「手数料」は
- 為替手数料
- 投資対象毎に毎年かかる経費率
があります。
「経費率」は投資の対象ごとに変わる(ポートフォリオごとに変わる)ため、共通的に必要となる「為替手数料」の最安を検討します。
「為替手数料」とは、
為替手数料とは、円をドルやユーロなど外国の通貨に交換する時に金融機関に支払う手数料のことだ。「1ドルにつき○円」などと決められている。海外旅行のために外貨を両替する時にも課されている手数料だ。通貨の種類や金融機関によっても異なるが、米ドルの外貨預金の場合、円をドルに換えるときとドルを円に換えるとき、それぞれ1ドルにつき1円の手数料が課される例が多い。
野村ホールディングス・日経新聞社運営 man@bow「為替手数料のしくみを知っておこう」
です。
米国 ETF などをドルで買うとき(ドル建て)は、手持ちの円をドルに変えて購入します。円で証券会社から購入すること(円建て)もできますが、その場合は証券会社がドルへ変えて購入しています。
円建て購入は、証券会社がドル購入を自動で行うため、手間は少なくなりますが、その分の手数料が必要になります。
一方のドル建て購入は、自分でドルを準備するため、手間は多くなりますが、手数料は少なくできます。また、ドル建てにすることによって、ドルで得られる配当金を円にする必要がないため、再投資をしやすくなります。
つまり、ドル建てで運用することにより、
- 為替手数料を少なくすることができる
- 配当金再投資のコストを小さくすることができる
というメリットがあります。
かえるは、ドル建てで投資してるよ
為替手数料は、「非常に高額」というものではありません。
例えば、SBI 証券を使って、円建てで米国 ETF を購入する場合は、1 ドル当たり 25 銭なので、1 ドル=105 円とすると、元金 10 万円分で約 250 円。
また、ドル建てで運用する場合は、為替変動リスクを許容する必要があります。
これを高いと考えるかどうかは、個人の好みになります。
ここらへんは、本当に好み!
この為替手数料を最安にする方法を吟味します。
SBI 証券を使って米国 ETF を自動積立する
米国 ETF を自動購入できるネット証券として、SBI 証券があります。投資信託であれば、色々な証券会社で自動積立できます。しかし、日本のネット証券のなかで、米国 ETF を自動積立できる証券会社は、 SBI 証券しか私は知りません。
楽天証券はポイント貯まるから便利なんだけど、米国 ETF の自動積立はできないんだよね・・・
そのため、米国 ETF を自動積立する場合は、SBI 証券の使用が前提となります。
為替手数料の比較
次に、為替手数料が低い銀行について比較を行いました。
名前 | 1通貨あたりの 為替手数料 | SBI or 楽天証券 へドル移動可 |
住信 SBI ネット銀行 | 2 銭 | 〇 |
SBI証券 | 25 銭 | – |
楽天銀行 | 100 銭 | ✕ |
楽天証券 | 25 銭 | – |
GMOあおぞらネット銀行 | 2 銭 | ✕ |
ジャパンネット銀行 | 5 銭 | ✕ |
ソニー銀行 | 15 銭 | ✕ |
ここで、住信 SBI ネット銀行の手数料は、外貨積立を行った場合を記載しています。住信 SBI ネット銀行を使って、スポットで外貨を購入したときは、1 通貨あたり 4 銭となります。
この表から分かることは、
- 為替手数料の最安は「住信 SBI ネット銀行」
- 金融機関毎の手数料の差は大きい
ということです。
住信 SBI ネット銀行は、とても安い!
まとめ:住信SBIネット銀行 + SBI証券を使うべし
「最安に」「自動的に」投資を行う方法として、住信SBIネット銀行 + SBI証券 の組み合わせがオススメです。
具体的なフローとしては、
- 住信 SBI ネット銀行の口座に現金(円)を預ける
- 住信 SBI ネット銀行で、現金を円⇒ドルに換える
- 現金(ドル)を SBI 証券に移動する
- SBI 証券で、ドル建てで米国 ETF を購入する
となります。
住信 SBI ネット銀行は、為替手数料を最安にすることができます。また、SBI 証券は、米国 ETF の自動積立ができます。
これらのメリットを使って、「自動的に投資するシステム」を構築することが、かえるの野望です。別の記事で、実際の投資方法についても紹介していきます。
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