【禁断の果実】奨学金投資が可能な3つの理由

投資

以前、奨学金はメリットが多いことを紹介しました。

記事の中で書いている、奨学金貸与の利率を見て、

ママ
ママ

なんて安い・・・!

こう思われた方、いると思います。

かえる
かえる

私もその一人です

これは、もしかすると・・・

パパ
パパ

奨学金で投資をすることが出来るのかな・・・?

ママ
ママ

奨学金の投資って、借金でギャンブルすることじゃないの?

こんな感じの発想をしてしまった人のための記事です。

結論から言うと、奨学金で投資は可能です。
数字の上では、利益を出すことができます。ただし、投資資金が「奨学金」という借金のため、十分に注意して投資を行う必要があります。

この記事では、奨学金で投資が可能と考える3つの理由を紹介したあとで、奨学金投資で気をつけるべき3つのポイントをまとめていきます。

奨学金投資が可能と考える3つの理由

奨学金の利率は、とても低い

奨学金の利率は、「利率固定方式」と「利率見直し方式」のどちらかを選択します。

奨学金の利率推移

出展:日本学生支援機構「平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率」

「利率固定方式」は、文字通り一度決めたら利率が固定されてしまう方式です。一方の「利率見直し方式」は、毎月利率か変わる方式です。

過去の歴史を振り返ると、直近 13 年間は、「利率固定方式」より「利率見直し方式」の方が、常に利率が低いです。しかも、一貫して利率は下がり続けており、ここ 5 年間では 0.1 %/年以下と、奨学金を非常に低い利率で使用できます

かえる
かえる

奨学金の利率は、銀行預金の利率くらい!

余剰資金がある状態で、奨学金を借りられる

奨学金で投資を行う場合は、学費の支払いを行いながら、並行して奨学金で資産運用を行うことになります。そのため、学費を支払うだけの資金を、事前に準備しておく必要があります。

世帯年収別の奨学金 受給状況

出展:日本学生支援機構「平成28年度奨学事業に関する実態調査」

奨学金の受給率を見ると、色々な年収の世帯で使われていることが分かります。

ここでの着目点は、世帯年収 1050 万円以上が、受給者の 10~17% を占める、という点です。つまり、稼ぐ力が強い世帯であっても、奨学金の受給が可能であることを示しています。

第二種奨学金(有利子貸与)の受給条件は、日本学生支援機構(JASSO)のホームページに記載されています。「学力」と「家計」の2種類で基準が定められていますが、ここでは「家計」の方に注目していきます。

第二種奨学金(利子付き) 収入・所得の上限額目安

JASSO から、第二種奨学金(有利子貸与)を受給するにあたって、収入・所得の上限額の「目安」がホームページに掲載されています。

世帯人数給与所得者給与所得以外
3 人1,009 万円601 万円
4 人1,100 万円692 万円
5 人1,300 万円892 万円
出展:日本学生支援機構 (JASSO)「大学で受ける奨学金の予約(第二種)」

世帯人数によって、所得上限額は異なりますが、給与所得者の年収が 1,300 万円であっても、奨学金を受給することができます

かえる
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奨学金を受給する、所得のハードルは低い!

このことから、奨学金を受給しなくても学費を準備できるような、稼ぐ力が強い世帯であっても、奨学金は受給できることが確認できました。

小学校~大学(大学院)卒業までに最低限必要な学費は、こちらの記事をご覧ください。

投資の利率は、奨学金の利率を上回る

次に、具体的な投資利率を見てみましょう。

S&P500 インデックスの利率

出展:SPDR S&P500 ETF Trust, SPY Fund Performance

このグラフは、S&P500*1 インデックス連動の ETF*2 代表格、「SPY」のパフォーマンスです。

*1)代表的な上場500銘柄の株価を基に算出された、アメリカの株式指数です。
*2)Exchange-Traded Fund の略で、上場している(証券取引所で取引される)投資信託です。

「SPY」は、アメリカで最も歴史のある ETF で、資産残高が 20 兆円を超える巨大ファンドです。「SPY」へ投資することによって、S&P500 そのものに投資できます。

上のグラフでは、S&P500 のリターンと、「SPY」の純資産総額(NAV)のリターンを並べています。このグラフの通り、S&P500 と「SPY」のリターンは、ほぼ同じです。

ここでのポイントは、S&P500 インデックスへ投資することによって、直近 10年間で 13.7 %/年、1993年 ~ 2020 年の 27 年間であれば、9.6 %/年の平均利回りがあったことです。

以前、投資資産は長期保有することによって、リターンが平均値へ収束することを紹介しました。

未来のことは誰にも分かりませんが、予想することはできます。
つまり、長期投資における S&P500 インデックスの平均リターンは 9.6%/年で、今後も大きくは変わらないことが予想されます。

平均リターンが 9.6 %/年あれば、奨学金の利率 0.1 %/年を十分上回ることができます。

かえる
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他の投資商品でも、0.1 %/年は余裕で上回るよ

奨学金投資で気をつけるべき3つのポイント

次に、奨学金投資で気をつけるべきポイントに着目していきます。

投資目的を決める

奨学金投資のポイントは、運用資金が将来必ず使うお金であることです。

かえる
かえる

奨学金は借金なんだから、それは当たり前では・・・?

投資の運用方法を検討する上で最も重要なのは、投資目的を決めることです。
投資によって何をしたいかを決めることで、投資方法が決まります。

今回、必ず使うお金で投資をするため、リターンがマイナスにならないような運用方法を選ぶ必要があります

負けない投資方法を選択する

リターンがマイナスにならないような投資方法って、どのようなものがあるかご存じですか?

かえる
かえる

一番身近なのは、銀行預金かな(利率 0.02 %/年だけど)

余剰資金ではなく、将来必ず使う資金で投資を行うため、リスク許容度(価格変動に対する恐怖耐性)が思っている以上に小さくなります。
また、自身の投資資産の大きさによってもリスク許容度は変わることから、個人差が出ると思います。

これらのことから、負けない運用方法の方針として、

  • 長期投資を行う(再現性のある投資を行う)
  • 個別株式を投資対象にしない
  • S&P500 のような、インデックスファンドを選ぶ
  • 自分のリスク許容度が小さいときは、債券を選ぶ

が良いと思います。

長期投資は、投資期間が長ければ長いほど、平均リターンがマイナスになりにくく、しかも再現性を持つ特徴があります。一方で、数日~数ヵ月を投資期間とする、短期・中期トレードは、再現性が無いため推奨できません。

また、個別株式はリスクが大きいことから、今回の運用目的には適していません。株式を扱うのであれば、S&P500 のような、インデックスファンドが良いです。

また、平均リターンは株式に劣りますが、リスク許容度の低い人は、価格変動幅が小さい債券を選ぶのが良いかもしれません。債券の ETF には、AGG や LQD があります。

かえる
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債券は鉄板だよね

自己管理を徹底する

長期投資において、最大の敵は「人間の感情」です。資産の暴落に耐えられず、投資をやめてしまうかもしれません。

そのため、資産運用する人自身の、投資リテラシーを高める必要があります。

かえる
かえる

要するに、投資の勉強が必須ってこと

また、数百万円という大きなお金を持ってしまったことで、気持ちが大きくなり、本来投資すべきお金を別のことに使ったりしてしまいそうです。

特に大学生は自由な時間がたくさんあるので、お酒や男女関係など、魅力的な誘惑はとっても多いと思います。

かえる
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かえるも身に覚えがあるよ!

そのため、学生である子供ではなく、投資リテラシーの高い親権者による投資のコントロールが必須です。

まとめ:奨学金で投資はできる

奨学金で投資はできます。

最近の奨学金の利率を見ると、第二種(有利子貸与)でも、ほぼ無利子のような金利(0.01%以下)になっています。また、年収 1,000 万円を超えるような、稼ぐ力が強い世帯であっても、奨学金を受給することができます。

過去の実績から、投資の利率は、S&P500 インデックス連動の ETF の場合で、9.6 %/年となるため、奨学金の金利を大きく上回ることができます。

かえる
かえる

数字上は、奨学金で投資できるよ!

一方で、奨学金投資において気をつけることがあります。

それは、「運用資金が将来必ず使うお金であること」です。そのため、リターンがマイナスにならないような、運用方法を選ぶ必要があります。

負けない運用方法として、「長期投資」「ETF などを利用したインデックス投資」があります。
また、この運用を確実に実行するため、投資リテラシーを高める勉強をしたり、投資資金を無駄使いしないなど、強い精神力が必要になります。

かえる
かえる

「人間の感情」が、最大の敵

奨学金の投資運用は、在学中に 4 年間、無利子で積立投資を行った後に、長い期間をかけて借りた時よりも少ないお金を返し続けることになります。このことは、長期運用に適しているという見方もできます。

そのため、投資資産がある程度あって、その中に奨学金を突っ込んで運用するのはありかなぁと思います。うまく運用できれば、配当金で奨学金を返還できるかもしれません。

奨学金が必要になるとき、子供は学校の勉強で忙しく、投資リテラシーを高める勉強はできないと思います。そのため、奨学金を資産運用で返還する場合は、運用資金は投資リテラシーの高い親権者のコントロールが必須となります。

かえる
かえる

難易度高いけど、奨学金を使った資産運用はアリだと思うよ

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