楽天経済圏のSPU倍率を上げたいけど、証券取引なんてやったことがない。どうすれば良いの?
楽天証券に口座開設したけど、手軽にポイントを貯めるにはどうすれば良いの?
こんな人のための記事です。
以前、楽天証券に口座を作ったらやるべきことを紹介しました。
その中で、最初に「簡単な」設定さえしておけば、「(半)自動的に」楽天ポイントが得られる方法として、「投資積立」のキャンペーンを紹介しています。
この「投資積立」キャンペーンは、クレジットカード決済で投資信託の積立を行うことができます。さらに、楽天の「ポイント投資」と併用することにより、SPU 倍率を+1倍することができます。
この記事では、楽天証券で楽天ポイントを(半)自動的に取得しつつ、SPU 倍率を+1倍する方法を紹介します。
楽天証券で投資信託の積立を行うメリットとデメリット
メリット①:SPU倍率+1倍
楽天証券では、投資信託を積立投資することによって、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率を上げることができます。
楽天経済圏の SPU については、この記事を参考にしてみてください。
SPU 倍率+1倍の達成条件は、「月1回 500 円以上のポイント投資(投資信託)をすること」です。
これは、1ポイント以上の楽天ポイントを使えば良いため、1ポイントの楽天ポイントと、499 円の日本円で投資した場合でも達成することができます。しかも、購入した直後に投資信託を売却しても、ペナルティはありません。
唯一、気をつけるとすれば、使う楽天ポイントには、期間限定ポイントを使うことができません。通常ポイントのみ、使うことができます。
そのため、投資信託を購入する直前には、1ポイント以上の楽天通常ポイントがあることを確認しておく必要があります。
通常ポイントは、日頃から出来るだけ使わないようにしたいね
メリット②:クレジットカード決済ができる
楽天カードのみの制限はありますが、楽天証券では毎月 50,000 円まで、投資信託の積立購入にクレジット決済を使うことができます。
クレジットカード決済の場合、100 円につき1ポイントが付与されます。限度額の 50,000 円を毎月投資したとすると、毎月 500 ポイント(毎年 6,000 ポイント)が付与されます。
積立申込みから支払いまでのスケジュール
積立の購入日は、残念ながら毎月1日しか指定できないので、注意が必要です。
毎月1日って切りの良い数字だから、ずらしたい気持ちがあるよ・・・
デメリット:投資信託しか自動積立ができない
ここまで、「投資積立」のメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。
それは、「投資積立」の対象として、投資信託しか選べないことです。私のような、投資信託を買わずに、米国 ETF を買う人は、自動積立のメリットを最大化できない可能性があります。
また、楽天証券自体が、投資信託しか自動積立に対応していません。そのため、米国 ETF を自動積立したい人は、SBI 証券を使用することが良いと思います。
SBI 証券を使って米国 ETF を自動積立するメリットは、こちらの記事をご参考ください。
楽天証券で楽天ポイントを手軽に・半自動で貯める方法
それでは、次に具体的な方法について紹介します。
積立投資の対象を決める
当たり前ですが、積立投資をする前に、投資する対象を決める必要があります。
しかし、楽天証券によると投資信託の数は、なんと 2,680 本以上!
(参考リンク:楽天証券「投資信託を探す」)
2,680本って・・・。そんなの全部目を通せないよ
2,680 本もあると玉石混合で、いわゆる「買ってはいけない」ファンドも含まれています。
そこで、
- インデックスファンドである
- 管理費用・信託報酬が低い(0.2 %以下)
- 日本国債 or 先進国債にほぼ連動する(騰落率が低い)
といった基準で、投資信託を選んでみました。
今回の「投資積立」では、購入直後に売却することを想定しているので、売買のタイミングを見る必要がない、騰落率の低いファンドが良いです。
また、管理費用・信託報酬はあまり関係ありませんが、そこは気分的に低いものを選びます。
運用会社が違うだけで、パフォーマンスがほとんど同じ投資信託もあるんだよね・・・。
① eMAXIS Slim 国内債券インデックス
1つ目は、「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」です。
目論見書によると、日本国債の比率は 83.5 %です。
また、運用報告書によると、年間の騰落率は最大 8.2 %、最小 -3.5 %、平均 1.7%です。
騰落率がとても低いため、楽天ポイントの取得が目的である「投信積立」における最適な投資信託といえます。
日本国債より騰落率が低い!
ただ、ここ最近は値動きが大きいし、価格が下落傾向かな・・・
② eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
2つ目は、「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」です。
目論見書によると、米国債の比率は 50.5 %です。その他、ユーロ圏、イギリスなどの資産が組み入れられています。
また、運用報告書によると、年間の騰落率は最大 14.7 %、最小 -11.6 %、平均 1.2%です。
騰落率が、少し高いかな・・・
一方で、直近の価格は上昇傾向にあるため、「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」とどちらにするかは、悩ましいところです。
アメリカの金利は現在とても低いので、このファンドはこれから価格上昇が予想されます。リターンと騰落率を見て、好みの方を選ぶのが良いと思います。
かえるは「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」で運用しているよ
「楽天ポイントコース」を設定する
楽天証券では、「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類を選ぶことができます。
ここで気をつけるのは、「楽天ポイントコース」を選ぶことです。
楽天証券ポイントは、楽天ポイントとは全く異なるポイントです。そのため、この設定ができていないと、楽天ポイントを手に入れることができません。
分かりにくいね・・・
それでは、「楽天ポイントコース」の設定方法を紹介していきます。
まず、楽天証券のWebサイトへ行って、ログインをします。
① トップページ右上「設定・変更」ボタンをクリック
② 小窓が出てるくので、その中の「ポイント設定・SPU」をクリック
③ 「ポイントコース設定」の「コース設定する」をクリック
次のページで、「変更」ボタンをクリックすれば、「ポイントコース設定」は完了です。
「楽天ポイントコース」に設定ができたら、上のスクリーンショットのように、「現在のコース」が「楽天ポイントコース」になります。
次に、画面をそのままにした状態で、投信積立の「ポイント利用設定」を行います。
投信積立の「ポイント利用設定」を行う
先ほど「楽天ポイントコース」を設定した「ポイントコース設定」を下にスクロールしていくと、「ポイント利用設定」を行うことができます。
① 「ポイント利用設定」の「設定を変更する」をクリック
② 「ポイント利用」の「利用する」をクリック
ここでは、毎月の上限を1ポイントで設定しています。
楽天の通常ポイントは利用先が多いので、投信積立の設定は1ポイントが良いです。
ここまでで、投信積立の「ポイント利用設定」は完了です。
投資信託の買付注文を設定する
それでは次に、投資信託の買付注文を設定します。
① トップページ右上「投信」をクリック
② 「ランキング」をクリック
③ 「ランキング一覧を見る」をクリック
④ 小窓の中で、「国内債券」か「海外債券」をクリック
先ほど紹介した投資信託は、
- 国内債券:eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- 海外債券:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
です。好みの方を選択します。
ここでは、「国内債券」を選択しています。
⑤ 購入する投資信託をクリック
ファンド名から検索することもできるよ
⑥ 「積立注文」をクリック
⑦ 「楽天カードクレジット決済」をクリック
⑧ 積立金額を入力する
ここでは、積立金額を 50,000 円としています。
⑨ 「分配金コース」は「再投資型」を選択する。
最後に目論見書を確認して、誘導される通りにフローを進めば、積立買付の設定は完了です。
投資信託を売却する
投資信託の買付は、毎月1日に行われます。投資信託の買付が終わったら、忘れずに売却を行います。
買付と売却には手数料がかかりません。
そのため、ほぼ無料で買付金額の 1%分の楽天ポイントを手に入れることができます。
ただ、残念ながら売却は自動で設定できないので、手動で行う必要があります。
毎月1日に買付が終わったら、忘れずに売却しておこう
まとめ:楽天証券で手軽に・半自動でポイ活しよう
楽天証券で、楽天ポイントを手軽に・半自動で貯める方法を紹介しました。
楽天証券でクレジットカード決済により投資信託を積立することで、
- SPU 倍率+1倍
- 最大毎月 500 ポイントの取得
を、半自動的に行うことができます。
楽天証券の設定は、最初に一度だけやってしまえば、あとは触る必要がありません。毎月一度、投資信託の売却を行うところだけが手動になります。
とても簡単にできてしまうよ
「手軽に」「半自動で」楽天ポイントを手に入れたい方は、ご参考にしていただけると幸いです。
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