この記事では、資産の運用実績を紹介します。
長期投資の一例として、参考・指標にしていただければと思います。
過去の資産実績は、こちらをご覧ください。
投資目的・方針
私の投資目的は老後資金の確保です。
また、投資方針は米国株式インデックスへの長期積立を主軸としています。
- 基本的にバイアンドホールド、売ることは考えない
- 主戦場は米国株式 ETF
- 米国株式インデックスへの積立投資を行う
- 相場下落局面で、追加購入を行う
コモディティ、新興国株式、高配当株式など、割安であれば何でも
投資目的、方針の詳細は、こちらをご覧ください。
》“となりの億万長者” の投資目的と方針
資産の運用実績
現在の資産合計は、約 4632 万円です。
概要
金融資産の内訳
運用実績
詳細
今月も変わらず、約 22.5 万円を米ドルへ変えて VTI へ積立投資しています。
円高が続いているドル円相場の影響を受けて、私の資産も大きく下落しました。
ドル資産は為替の影響を大きく受けるよ。
米国市場では、これから (すでに?) リセッションに入る可能性が高いです。
ただ、インターネットでこれからの株価予想を発信している人は、上がる派と下がる派にわかれています。
歴史的に見て、リセッション局面で米国株が下落する可能性は高いことから、私は下がる派です。
下落に耐えられるように、ある程度の現金を持って運用しています。
株価を予想することに意味はないけど、つい予想しちゃう。
ドル円チャート (USD/JPY)
次に、ドル円チャートを見てみます。
1 月のドル円は、12 月の相場と同じく、下落が続いています。
200 日移動平均線を突き抜けた下落トレンドが継続しています。
最近はドル円と株価があまり連動しなくなったね。
ドルインデックス (DXY)、円インデックス(JXY)
ドル円チャートだけだとよく分からないので、ドルと円の価値をそれぞれ見てみます。
このチャートは、ドルインデックス (DXY) と円インデックス (JXY) を重ねたもので、青色が DXY、赤色が JXY です。
ドルインデックスは、複数の主要通貨に対するドル (USD) の価値を示した指数で、分子がドル (USD) 、分母が複数の主要通貨になっています。
つまり、ドルの価値が上がるとドルインデックス (DXY) のチャートは上がって、ドルの価値が下がるとチャートは下がります。
これは、円インデックス (JXY) にも、同じ考え方が使えます。
1 月は、DXY が下落、JXY が上昇しました。
10 月から変化したトレンドは、変わる様子を見せず、1 月も継続しています。
日銀の YCC 見直しと FRB の利下げ期待で、円高に振れそうな雰囲気はあるよね。
S&P500 チャート
2023 年の S&P500 は、年初から上昇しています。
昨年からボックス相場が続いているため、上昇したあと、下降する可能性はあります。
長期的にはどこまで下落が進むのか、方向性はよくわかりません。
淡々と積立投資を続けるよ。
経済・政治ニュース
- Microsoft、ChatGPT のオープン AI 追加投資 数十億ドル
- 誕生30年迎えた世界最大の ETF、トップの座をライバルがうかがう
Microsoft、ChatGPTのオープンAI追加投資 数十億ドル
米マイクロソフトは23日、チャットボットの「ChatGPT(チャットGPT)」を手がける米新興OpenAIに今後数年で 100 億ドルを投資すると発表しました。
マイクロソフトは従業員を 1 万人減らす一方で、戦略分野である人工知能 (AI) への投資を強化します。
「ChatGPT」は、2022 年 11 月末に OpenAI がリリースした対話に特化した言語モデルと、この言語モデルをユーザが使うための対話型 Web サービスです。
対人のような会話、プログラミング言語の記述、小説や脚本を作成することができます。
ChatGPT が 100 万ユーザー獲得までに必要とした時間は、わずか 5 日間。
マイクロソフトは、そんな ChatGPT を製品全体に活用する計画だと説明しています。
テレビ東京などでも、取り上げられていました。
早く仕事で使いたいと切望してるよ。
誕生30年迎えた世界最大の ETF、トップの座をライバルがうかがう
世界最大の ETF が、誕生 30 年を迎えたとのことです。
ティッカーシンボル「SPY」でよく知られているこのファンドは、米国初の ETF としても知られています。
S&P500 指数に連動しており、年間経費率は資産の 0.095% とリーズナブルです。
ただ最近では、経費率の低いブラックロックの「IVV」やバンガードの「VOO」に運用資産を奪われています。
金融商品の歴史って、意外と浅いよね。
Guide to the Markets 1Q 2023
今月は J.P.Morgan から定期的に発行されているレポート “Guide to the Markets” を紹介します。
このレポートは、世界の経済成長率、企業景況感、各アセットのバリュエーションなどが書かれており、3 か月ごとに発行されます。
ここでは、米国株へ長期投資している人の目線で、興味深い情報をピックアップしていきます。
今回紹介するのは “1Q 2023” です。
以前、”4Q 2022″ を紹介しましたので、こちらも参考にしてみてください。
》【資産実績】2022年10月 (+456万円)
世界株価の割高、割安
このグラフは、2022 年 12 月 31 日時点における、世界株式指数の株価収益率 (PER) をあらわしたものです。
低ければ割安、高ければ割高を示しています。
ここ数年の傾向として、米国の PER は他国より高いことがわかります。
そのため、米国株式における今の PER(16.7) は、2004 年以降の平均値 (15.6) よりも高く、まだ割安水準とはいえません。
一方で、欧州、日本の株価は 2004 年以降のレンジでは、割安であることがわかります。
新興国の株価は平均と同じくらいです。
特に日本の PER が最低値付近だよ。
経済と株価の長期トレンド
このグラフは、2023 年 1 月 6 日時点における、米国の失業率と S&P500、景気後退期 (リセッション) のトレンドをあらわしています。
景気後退期 (リセッション) とは、半年にわたり景気が後退することをいいます。
このグラフから、失業率がボトム (極小点) になった後、「必ず」リセッションが発生していることがわかります。
一方で、直近の失業率は歴史的に低い水準にあり、まさに今、2023 年 1 月がボトムになっているように見えます。
今までの歴史において、リセッション期間における S&P500 は、
- 一貫して下がり続ける
- ボトムをつけて上昇する
のどちらかです。
つまり、リセッション期間に投資資金を投入すると、高いリターンを期待できます。
また、このグラフによると、平均的なリセッションの期間は 0.9 年です。
2023 年 1 月が失業率のボトムと仮定すると、2023 年の終盤まで、株価の下落に耐える必要があるかもしれません。
今年も我慢の相場になりそうだぜ。
弱気相場の歴史
このグラフは、S&P500 における過去の弱気相場をあらわしています。
一般的に強気相場と弱気相場の定義はあいまいですが、ここでは、
- 弱気相場:直近高値から 20% 値下がりした期間
- 強気相場:弱気相場と弱気相場の間の期間
としています。
2022 年 1 月から始まった弱気相場は、2022 年 12 月末の時点で期間と下落幅が、1.0 年 / -20.0% となっています。
期間だけで言えば、すでにコロナショックを上回り、過去の弱気相場の平均くらいです。
下落幅はドットコムバブルの半分くらいで、弱気相場の中では最も低い下落率となっています。
歴史的に見ると、もっと下げても不思議じゃないんだよね。
現在の米国株価と 5 年後のリターン
このグラフは、横軸 S&P500 の予想株価収益率 (PER、12か月先) と 10 年後のトータルリターンをあらわしています。
このグラフから、PERと10年後のトータルリターンには、強い相関があることがわかります。
2022 年 12 月末時点の PER は約17倍です。(点線のところ)
これによると、10 年後のリターンがプラスになる確率は高く、年率で約7.5%のリターンを期待することができます。
日本円の平均為替レートは、29 年間で最低水準
このグラフは、1994 年から直近までの平均値=100 とした場合の、各国における平均為替レートです。
「平均為替レート」は「実質実効為替レート」を使っています。
実質実効為替レートとは、貿易量や物価水準などから通貨の実力を測る指標です。
つまり、他の通貨とくらべて、各国の通貨が割安なのか割高なのかを見ることができます。
着目したいのは一番左、日本のグラフです。
直近の日本円の為替レートは、1994 年~ 2023 年の 29 年間で最低水準です。
世界とくらべて、日本のインフレ率が低い状態で日本円の価値が下がることは、日本が貧しくなっていることを示しています。
》【止まらない円安とインフレ】個人ができるただ1つの対策
また、中国、米国、インドが過去最高に近い水準になっていることにも注目です。
日本円の実力は、1970 年代と同じくらいだよ。
S&P500 と 1 株利益 (EPS)
このグラフは、米国 S&P500 と 1 株利益 (EPS) をあらわしたものです。
EPS は、1 株でどれだけ利益を上げているかを数値化しています。
EPS を使って、株価を以下のようにあらわすことができます。
株価 = EPS (企業の実力値) × PER (投資家の期待値)
上のグラフを見ると、S&P500 の EPS は 2023 年以降も上がり続けることが予想されています。
そのため、S&P500 が下落した場合は、買い向かうことが適切と考えられます。
S&P500 は成長し続けているよ。
まとめ:積立投資を続けつつ、下落局面で買い増しをする
- 積立投資を継続する。
- 下落局面で買い増しをする。
1 月の米国株は、昨年に引き続き、不透明感が強い相場でした。
これからのリセッション局面で下落する可能性があるため、まだまだ買い向かうチャンスはありそうです。
一括投資を行うタイミングは、こちらの記事をご参考ください。
》どっち? 積立投資 vs 一括投資【実例あり:組み合わせて併用する】
このことから、自分で決めたルールにしたがった積立投資を続けて、株価の急落局面で買い増しすることが 2023 年 2 月の短期的な方針となります。
どこかで暴落すると、買い増しのタイミングがわかりやすいんだけどね。
ご参考になりましたら幸いです。
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