長期投資の買うタイミングって、どうやって見つければ良いの?チャート見ても良く分からないんだよね。
資産運用の情報を集めるのが面倒・・・。もっと効率良くできないかな。
こんな人のための記事です。
頻繁にトレードしない長期投資家であっても、資産運用を行うために情報収集は必須です。
情報を持っていないことは、武器を持たずに戦争するようなものです。
何も考えずに、全世界 ETF か投資信託へ積立投資するのでも良いんだけど。
私の場合、米国株式インデックスへ積立投資を行いつつ、タイミングを見て追加投資を行っています。
追加投資には、ある程度の現金が必要になるため、数か月~1年オーダーの相場を予想できる情報が必要と考えています。
また、投資先が米国に偏っている点で、投資先のカントリーリスクを持っています。
できるだけ分散投資することが理想的ですが、リターンの低下を避けるため、ある程度のリスクを持つことにしました。
分散投資の具体的な方法とリスクの考察は、こちらの記事を参考にできます。
この記事では、米国 ETF へ長期投資している私が実際に使ってみて、おすすめと感じられた投資ツールと情報サイトを紹介します。
投資人生におけるストレスを減らす手段として、ご参考にしていただければと思います。
投資ツール、情報サイトにほしい3つの条件
私の投資目的は老後資金の確保です。
また、投資方針は S&P500 インデックスを主軸とした長期の積立投資です。
この方針にしたがって、投資ツール、情報サイトにほしい3つの条件を紹介していきます。
条件①:基本無料であること
資産運用で大切なことは、コストを減らすことです。
資産価値の変動はコントロールできませんが、コストはコントロールできます。
今まで、生活の質を変えずにコストを減らす方法を、いくらか検討してきました。
こうやって減らしたコストを投資に回すことで、投資のリターンを大きくすることができます。
人生の満足度を変えずに、コストを減らすことが重要なのだ。
最近では、インターネットにより情報を安く手に入れられるようになりました。
どこかのキャッチコピーのように、
- うまい! (情報の質が良い!)
- 安い!
- 早い!
のが、今のインターネットだと思います。
ただし、ウソの情報を見破る目は必要だけど。
投資の世界では、コストの高いもの=品質の良いものが成立しません。
同じ成果が得られるのであれば、できるだけコストは低くおさえるべきです。
投資ツールや情報サイトも同じように、まずは使ってみて、これだったらお金払っても良いかな、と思えることが、リターン最大化の近道です。
高額な有料セミナーや、有料メルマガは不必要だと思うよ。
条件②:直感的に操作できること
投資ツールや情報サイトが、直感的に素早く使えることは重要です。
私は時間をとても大切なものだと考えています。
そのため、自分の時間をできるだけ使わないように、節約だったり投資をしていきたいです。
節約や投資は、人生の質を上げるための手段だと思っているよ。
時間を節約するため、基本的な操作は、マニュアルなしで使えることが必須です。
使い方に困ったら、マニュアルを見るくらいの簡単なツールや情報サイトが好ましいです。
多すぎる機能は、無駄にしかならないんだよね。
不必要な情報を捨てることは、より良い人生を過ごすために効果的な方法です。
こちらの書籍「News Diet」が参考にできると思います。
条件③:中長期の相場予想ができること
私はインデックス投資を行いながら、資産価値の下がったタイミングで追加投資しています。
追加投資の前に、現金を貯める必要があるため、
- 売られすぎ
- 買われすぎ
といった、市場の状況を知ることが大切になってきます。
ただ、デイトレードをするつもりはなく、数か月~1年オーダーの相場感の分かる情報があれば良いです。
相場急落を予想できる、買われすぎ・売られすぎの情報が分かれば良いんだよね。
つまり、「相場が急落しそう」の雰囲気だけ分かれば良いので、
- チャートのリアルタイム性
- 相場急変を知らせるアラーム機能
などは必要ありません。
長期投資におすすめ無料ツールと情報サイト12選
次に、おすすめ無料ツールと情報サイトを紹介していきます。
実際に私が使ってみて、使いやすかったものを厳選しています。
①:Money Forward (マネーフォワード) ME
マネーフォワードは家計簿アプリです。
複雑な入出金の表示・記録を自動でできる機能が、非常に強力です。
あらかじめ登録しておけば、それぞれの口座へログインすることなく、複数の銀行・証券口座を一覧できます。
これにより、使えば単純に自分の時間が増えます。
私は連携口座の数を増やしたかったので、有料版のマネーフォワードを使っています。
マネーフォワードは、こちらの記事でも紹介していますので、ご参考ください。
定番の家計簿アプリだよ!
②:feedly
feedly は、RSS (Really Simple Syndication) リーダーのひとつです。
あらかじめ Web サイトを登録しておき、その記事が更新されたときに通知する機能を持っています。
更新された記事のタイトルのみを一覧で表示させておいて、気になったものだけを詳しく見る、といった使い方ができます。
登録できる Web サイトには、例えば当ブログや Yahoo! などがあります。
私は、このあと下で紹介する情報サイトも登録しています。
効率良く情報収集ができるよ!
③:Yahoo! finance
Yahoo! finance は、米国市場の情報収集と、チャート確認に使っています。
英語で書かれているため、人によっては使いにくいかもしれませんが、Web サイトの動きが軽いことから、よく使っています。
初心者におすすめのWebサイトだよ。
④:TradingView
TradingView は、チャートのテクニカル分析ができるツールを提供している Web サイトです。
Yahoo! finance で満足できなくなったタイミングで、こちらを使うようになりました。
分析機能が充実していて、MACD、ボリンジャーバンド、移動平均だけでなく、相関係数を調べることができます。
例えば、こちらは相関係数の例です。
Excel で計算しなくても、TradingView の機能で確認することができます。
ドル円とゴールドの相関
スマホアプリも使いやすよ!
⑤:WPS Office
WPS Office は、Microsoft Office と同じように使えます。
使い勝手が良い一方で、高額な使用料を支払う必要はなく、無料で使うことができます。
また、Microsoft Office と互換性が高いため、Microsoft Office で作成したデータの体裁が崩れることはありません。
似たソフトに LibreOffice などがありますが、それらのソフトより WPS Office が圧倒的に使いやすかったです。
無料版はこちらからダウンロードできます。
Kingsoft の Web サイトから無料版のリンクを探すことが難しいのでご参考ください。
Microsoft Office と同じ機能を無料で使えるのは大きい!
⑥:資産運用会社の目論見書 (Fact sheet)
目論見書 (Fact sheet) は、投資信託や ETF の運用方法、運用実績、手数料などが書かれています。
投資信託や ETF を購入するときに、目論見書 (Fact sheet) を確認して、投資する価値があるか見極めます。
色々書いてあって、読むだけでも楽しいのですが、
- 期待リターン
- 信託報酬 (手数料)
- 純資産総額
- 配当・分配利回り
といったところを、私は見る場合が多いです。
掲示板サイト や Youtube の情報だけでなく、事実を確認することが大切だよね。
⑦:The Motley Fool Japan (モトリーフール・ジャパン)
モトリーフールは、投資関連情報を配信している情報サイトです。
私の場合、定期的に Web サイトへ見に行くのではなく、上で紹介した feedly を使って、気になった記事だけ読んでいます。
モトリーフールは、ニュースだけではなく、資産運用に関する分析や考察も発信しています。
米国市場の情報が多いため、私のような米国株式へ投資している人におすすめです。
いつも勉強させていただいております!
⑧:Bloom berg (ブルームバーグ)
ブルームバーグは、モトリーフールと同じように、投資に関連した情報を配信しています。
モトリーフールと違って、ブルームバーグはニュースに特化しています。
ブルームバーグも他の情報サイトと同じく、私は feedly を使って気になった記事だけ読んでいます。
また、毎月更新の当ブログ記事でもブルームバーグの記事をよく引用しています。
とても有名な情報サイトだよ。
⑨:TRADING ECONOMICS
TRADING ECONOMICS は、色々な国の経済指標や素材価格など、経済に関する統計情報が網羅されています。
私の場合、ブログを書いていて、見たくなったら見に行くような使い方をしています。
例えば、日本における毎月の平均賃金などを調べることができます。
日本における毎月の平均賃金
何でもそうだけど、事実を確認することは大切だよね。
⑩:J.P. Morgan Asset Management
J.P. Morgan Asset Management は、機関投資家向けの資産運用サービスなどを行っている株式会社です。
定期的に公開されるレポートが、とても興味深いです。
例えば、
- Guide to the Markets
3か月ごとに公開
世界の経済成長率、企業景況感、各アセットのバリュエーション - Long-Term Capital Market Assumptions
1年ごとに公開
世界のインフレ率、各アセットの期待リターン、ボラティリティ、相関係数、為替相場の予想
が参考になります。
資産運用会社の相場予想が、このレポートに書かれているよ。
⑪:Macrotrends
Macrotrends では、長期投資家向けのリサーチ結果が提供されています。
例えば、S&P500 Historical Annual Returns では、S&P500 の年ごとのリターンを見ることができます。
S&P500 Historical Annual Returns (S&P500 年ごとのリターン)
この実績データから、
- 直近 70 年間でマイナスリターンが3回続いたのは、2000 年~のドットコムクラッシュのみ。
- +20%/年を超えるリターンはめずらしくない。
といったことを読み取ることができます。
S&P500 の設定来リターンは平均 7%~8%/年だけど、リスクがとても大きいんだよね。
⑫:Federal Reserve Board (FRB)
Federal Reserve Board (FRB) は、米国における中央銀行制度です。
FRB が保有する資産残高 (リンク) が参考になります。
例えば、SNS ではテーパリングが始まるタイミングで、米国株式が急落する可能性が高いと言われています。
しかし、2013年12月、同じようにテーパリングが発表されたときの S&P500 チャートを見てみると、特に急落していないことが分かります。
FRB 保有資産残高と S&P500 の推移
一方で、S&P500 が不安定になったのは、テーパリングを実施したあとです。
歴史が繰り返されるとは限りませんが、FRB 保有資産残高と S&P500 に関係性はあります。
FRB保有資産残高は、たま~に見るくらいで良いと思うよ。
まとめ:実際に使ってみると、投資が楽しくなる
この記事では、米国株式へ長期投資をしている私が実際に使ってみて、おすすめと感じられた投資ツールと情報サイトを紹介しました。
世の中には、たくさんの投資ツールと情報サイトがあります。
しかし、その中で長期投資向けの情報を提供しているものは少ないように思います。
FX や短期トレードのほうが、証券会社は儲かるからね。
一方で、アクティブ投資がインデックス投資に勝てる場合はごくわずかです。
一部の天才以外は、アクティブ投資でインデックス投資のリターンを上回ることはできません。
この記事で紹介した投資ツールや情報サイトを効率良く使って、長期投資により資産を増やしていただければと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
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