【投資商品の種類と比較】投資初心者に株式がおすすめな３つの理由

こんな人のための記事です。

みなさん、投資やってますか？
私の投資先は、主に株式です。

もしすでに株式 (S&P500など) へ投資している人は、ちゃんと自分の意志で投資先を決めましたか？
そもそも、自分が投資している投資商品が何か、ご存じですか？

この記事では、投資商品の比較を行ったあと、初心者に株式投資がおすすめな理由を紹介します。

記事を読むことにより、これから投資する人は、自分にあった投資先を決めることができます。
また、すでに投資している人は、今の投資先が適切か判断材料を手に入れることができます。

投資目的や投資する人の価値観で、投資先は変わります。

しかし、投資初心者が資産を最大化するのであれば、株式投資が投資先として適切と私は考えています。

投資商品の種類と比較

最初に主な投資商品を紹介します。
投資先はたくさんあるように思えますが、実はそんなに種類はないです。

株式

株式とは

株式とは、企業が事業に必要な資金を調達するために発行しているものです。

投資家は、資金を提供することにより、企業が利益を上げたときにその一部を受け取ることができます。

証券取引所とは

証券取引所とは、実際に企業の株式が取引されている場所です。

投資家は、証券会社へ手数料を支払って、株式を売買します。
証券会社は、証券取引所へ取引参加料を支払って、投資家の取引を仲介します。

証券取引所の中で企業は、プライム、スタンダード、グロースのカテゴリにわけられています。
これは、証券取引所の中で企業の「ジャンル」に名前がある、くらいの認識で問題ありません。

上場企業とは

上場企業とは、株式を証券取引所で売買できる企業のことです。

「株式を買う」とは、一般的に上場企業の株式を買うことです。
上場企業の株式は、証券口座を通じて誰でも買えます。

日本企業の場合、100株ずつの単位になるため、株価が１株 1000 円の場合は 10 万円が購入の最小単位です。

キャピタルゲイン、インカムゲインとは

企業の業績が良くなると株価は上がります。
このときの「値上がり益」のことを「キャピタルゲイン」と呼びます。

また、投資家は企業の利益の一部を「配当金」や「優待 (物品)」として受け取ることができます。
これを「インカムゲイン」と呼びます。

高配当株式投資は、このインカムゲインの最大化をめざした投資方法です。
》【どっち？】インデックス投資と高配当株投資の組合せが最強の理由

債券

債券は借用書のようなものです。
お金を貸すほうが債券を発行して、投資家は発行元に対してお金を貸します。

発行元により、債券は以下のように名前が変わります。

また、債券には以下のような特徴があります。

不動産

不動産とは、土地や建物のことです。

不動産の投資先は、細かくわけようとすると色々あります。
例えば、

などなど。

それぞれで特徴を持っていますが、不動産全体としては以下のような特徴があります。

コモディティ (商品)

コモディティでもっとも有名な資産は金 (ゴールド) です。
》【インフレに強い】金（ゴールド）投資 おすすめETF比較

そのほかにも、シルバー、プラチナ、石油、穀物などがここに分類されます。

コモディティには、以下のような特徴があります。

現金、預金

現金は、日本円と外貨にわけて考えます。

日本円預金

日本の銀行金利は低く、0.001% ～ 0.2% くらいです。
さらに、利息には税金が約 20% かかります。

例えば金利 0.1% の場合、年間１万円の利息を得るためには、1200 万円も必要になります。

つまり、金利の低い日本では、現金を持っていても大きく増えることはありません。

外貨預金

日本で取引できる外貨と、それぞれの金利はざっくり以下のようになります。

金利は常に変動しています。
また、外貨は為替変動の影響を受けます。

例えば、１ドル = 100 円のとき、

と言います。

高い金利の外貨は利息が大きいように見えますが、通貨価値が下がり続けているため、注意が必要です。

例えば、こちらは南アフリカランドが分子、米ドルが分母のチャートです。
通貨価値は一貫して、下がり続けていることがわかります。

そのほか

仮想通貨

ビットコイン、イーサリアムなどあります。
各通貨によって、特徴は異なります。

ソーシャルレンディング

「お金を借りたい人・企業」と「お金を貸したい人・企業」をインターネット上で結びつける融資仲介サービスです。

似たようなサービスに、クラウドファンディングがあります。

ワイン、ウィスキー

転売によるキャピタルゲインを期待する投資です。

最近はウィスキー投資が人気なようです。
》NHKニュース「1本600万円！スコッチウイスキーに新たな風」

投資初心者に株式がおすすめな３つの理由

初心者には、再現性の高い投資先として、株式投資をおすすめします。
株式投資がおすすめな理由は、以下のとおりです。

資産価値が増える

メインの投資先の中で、長期的には株式の資産価値がもっとも増えた歴史があります。

長期投資における株式の上昇

このグラフは、1800 年～ 2014 年の期間で、投資資産の価値がどのくらい増えたかをあらわしています。

グラフによると、200 年ちょっとの間に最も大きく価値が増えたのは株式 (約 1800 万倍！) です。

これは、消費者物価指数 (インフレ率) より 100 万倍近くも大きいです。

一方で、他の投資商品とくらべて、相対的に現金の価値は下がり続けています。
著名な投資家であるレイ・ダリオが「現金はゴミ」と言っているのは、この事実にもとづいているものです。

資産価値の増え方は、こちらの名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」などの中で書かれています。

長期投資によりリスクを抑えることができる

米国や全世界株式インデックスなど、適切な投資先へ投資すると、投資期間に依存してリスクが収束していきます。

株式投資のリスクは、投資期間に依存する

この図は、1950 年～ 2013 年に米国 S&P500 インデックスへ投資した場合の、投資期間と年平均リターンの関係です。
図の中の黒い楕円がリターンの平均値です。

ここからわかることは、

ということです。

短期間だとリスクが大きい投資先であっても、投資期間を長くすることによって、長期的にはリスクを抑えることができます。

小さい手数料で、誰でも始めることができる

ネット証券であれば、小さい手数料で、誰でも株式投資を始めることができます。

ネット証券は、インターネット上の操作だけで完結できる証券会社です。

私の知る限りですが、ネット証券の証券口座に開設・維持費用は必要ありません。
やる気さえあれば、コストがゼロで投資を始められます。

口座開設には、数週間～１か月以上の期間が必要となるため、まずは口座を開設するのが良いと思います。

ネット証券は、以下の証券会社がおすすめです。
どの証券会社も手数料が小さく、取り扱っている金融商品の種類は豊富です。

SBI 証券

》SBI 証券で口座開設

楽天証券

》楽天証券で口座開設

マネックス証券

》マネックス証券で口座開設

まとめ：初心者には株式投資がおすすめ

この記事では、投資商品の比較を行ったあと、投資初心者に株式がおすすめな理由を紹介しました。

投資先はたくさんあるように思えますが、お金持ちになるための投資先は、実はそんなに種類はありません。

この中でも、初心者向けの投資先として、株式をおすすめしました。
株式投資がおすすめな理由は、以下のとおりです。

「株式を買う」ということは、会社のオーナーの１人になるということです。

自分のお金で株式を買って、そのお金が会社で使われていく、このことを「会社に投資する」と言います。

会社の業績が良ければ、利益が分配されたり、株価が上がって還元されます。
これが労働者側から資本家側へ移住する第一歩となります。

ご参考になりましたら幸いです。